ゲーム名 | モダンアート(Modern Art) |
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ジャンル | 駆け引き・心理戦 |
人数 | 3~5人以上 |
時間 | 45~60分 |
年齢 | 10歳~ |
モダンアートのゲーム概要
モダンアートは、オークション形式で絵画を売り買いしてお金を稼ぐゲームです。
4ラウンド終了時にお金を一番持っていた人が勝利です。
ラウンド終了時には一番多く購入された絵画の価値が上がるため、次ラウンドにその絵画は高く売り買いされることが予想されます。
上手く利益が出るように売り買いしなければ勝てません。オークション形式と謳っていますが、商人気分で楽しめるゲームです。
ゲームのルールや遊び方、魅力などを紹介していきます。
モダンアートの内容物

絵画カード70枚/コイン152枚/ついたて5枚/ゲーム盤1枚/市場価値チップ12枚/ルールブック1枚
モダンアートのゲーム準備
ゲーム盤の設置

ゲーム盤を設置します。このゲーム盤は、ゲームのラウンド終了ごとに5種類の絵画(黄、緑、ピンク、青、薄ピンク)の価格が変動するため、その価格を見やすくするために使います。
各プレイヤーにコインを配る

各プレイヤーにコインを100000$になるように配ります。コインは、他プレイヤーからは見えないようについたてで隠します。
モダンアートのルール
モダンアートは、以下の流れでゲームを進行します。
- 手札を配る
- 出品者は絵画をオークションに出す
- 次の出品者は絵画をオークションに出す
- 同色絵画の5枚目が出品された時点でラウンド終了
- 購入した絵画を換金する
- 次ラウンドの手札を追加する
- ラウンド終了時に市場価格チップを追加
- 4ラウンドが終わるとゲーム終了
①手札を配る

手札の数は人数で変わり、3人・4人・5人でそれぞれ10枚・9枚・8枚となります。
手札は他プレイヤーに見えないよう、手持ちします。
②出品者は絵画をオークションに出す

手札から好きな絵画カードを一枚オークションに出します。絵画カードの四隅に書いてあるマークによってオークション形式が異なるため、簡単に説明します。
公開競り

公開競りは、一般的なオークションを想像すると分かりやすいかもしれません。
絵画を買いたいプレイヤーは金額を提示し、他にも買いたいプレイヤーがいたら提示された額よりも高い金額を提示します。一番高い額を提示したプレイヤーは絵画を購入します。
一声

競売人(オークションに出品した人)から左隣の人から時計回りに、絵画を購入したい金額を提示します。一番高い金額を提示した人が絵画を購入します。
入札

絵画を購入したい金額分のコインを手の中に握り、一斉に見せ合います。その中で一番高い金額を提示した人が絵画を購入します。
指し値

絵画の値段を競売人が提示します。競売人の左隣の人から時計回りに絵画を購入するか確認します。購入したい人が出た時点で、その人が絵画を購入します。
ダブルオークション

ダブルオークションのカードは、同色の他のオークション形式のカードと一緒に出します。一緒に出したカードのオークション形式が採用され、絵画を購入するプレイヤーは2枚購入出来ることとなります。
③次の出品者は絵画をオークションに出す
絵画購入後、次の出品者は絵画カードを手札からオークションに出します。
出品者は、時計回りで順番に回っていきます。
④同色絵画の5枚目が出品された時点でラウンド終了

絵画購入が進んでいき、同色絵画の5枚目がオークションに出品された時点でラウンドが終了します。この時に出品された絵画は誰も購入することが出来ません。
⑤購入した絵画を換金する
購入された絵画の枚数が多い順に、市場価値表示チップをゲーム盤に置きます。

画像の例では、購入された絵画の枚数は薄ピンク5枚、青3枚、ピンク2枚となります。購入された絵画の枚数が高かった順に、市場価格チップの「30000」「20000」「10000」と置いていきます。
薄ピンクの絵画には市場価格チップ「30000」が置かれていますので、薄ピンクの絵画を買った人は30000$が得られます。青は20000$、ピンクは10000$となります。
なお、購入された絵画の枚数が同数だった場合は、より左側にある絵画の順位が高くなります。
⑥次ラウンドを開始
次のラウンドを開始する時には、手札を追加します。
追加する手札は人数によって異なり、3人・4人・5人でそれぞれ6枚・4枚・3枚となります。
4ラウンド開始時のみ、手札は追加されません。
⑦ラウンド終了時に市場価格チップを追加

1ラウンド目と同様に、2ラウンド目終了時にも市場価格チップを追加します。
画像の例の場合、薄ピンクの欄には1ラウンド目に「30000$」、2ラウンド目に「20000$」のチップが置かれているため、2ラウンド目終了時に薄ピンクの絵画を買っているプレイヤーは絵画1枚につき「50000$」得ることになります。
⑧4ラウンドが終わるとゲーム終了
4ラウンド終了後、各自持ち金を計算します。
一番多くお金を持っていた人がゲームの勝利者となります。
モダンアートで勝つコツ
価値の高い絵画を高く売り、欲しい絵画をより安く買う
価値の高い絵画を売るというムーブは大前提です。価値の低い絵画を売りに出しても、まず売れません。
そして絵画を購入する時も、しっかり利益が出る買い方をしましょう。
ラウンド終了時に10000$しか入らない絵画を20000$で購入してしまうなど、赤字になる買い方は避けましょう。
お金を持っている人・持っていない人をある程度把握しておく
各自の所持金はついたてによって隠されているため、把握することは出来ません。
しかし、お金の動きは分かるため、どの人がどの程度お金を持っているかはある程度分かります。
お金を持っていない人に高値で売ろうとしても当然買えないとなってしまうため、所持金の把握は出来る限りしましょう。
モダンアートのレビュー
絵画を買う・買わないの心理戦が面白い
このゲームは、人が多ければ多いほど欲しい絵画が買えなくなります。
いくら金額を出せば買えるのか、適正価格を考えながら金額を提示していくのが非常に面白いです。
時には金額を釣り上げられるだけ釣り上げて、自分は身を引くなどのブラフプレイも楽しめます。
絵画をより高く売って安く買う、商人のような気分が楽しめる
利益を考えながら絵画を売り買いするため、商人のような気分が楽しめます。
実際に商売上手な人が勝てるゲームかもしれません。
絵画をより高く買ってもらえるように色々計算するのが面白いですね。
りりぃ個人のレビュー点
星4.7!
絵画が高く売れた時や安く売れた時の嬉しさ、適当に買った絵画が意外にも価値が高くなるハプニング、困っている人に高値での売買を強いるブラフ要素など、様々な楽しみ方があるゲームです。
ラウンドが増えるごとに絵画の価値はどんどん高くなっていくため、高額での売買となり、臨場感があります。
プレイ時間はやや長くなるため、中量級のゲームが好きな方にはおススメですね。
是非、沢山の人達とプレイしてみて下さい!
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